翻訳家になるには

港区の翻訳コーディネーターです。このブログはもしかしたら翻訳家志望の方も見てくれているかもしれないので、今回は翻訳家になる方法について私が知っている限りのことを書いていこうと思います。

言わずもがなですが、翻訳家になるには英語力が必須です。「意味が通れば良い」ではまだまだで、「自然な文で意味を伝えることができる」のが理想です。翻訳文ではなく、あたかも最初からその言語で書いてあったかのように見えるのが一番ですね。

そのためには、自然な言い回しなどのストックをひたすら積み重ねていく必要があります。大学が英文科だったり、留学をしていたり、海外生活が長かったりすると若干のアドバンテージがありますが、そのバックグラウンドだけでは務まらないのが翻訳という仕事。常に好奇心と向上心を持って勉強をしていく必要があります。

自然な訳出にもいくつかコツがあって、例えば「名詞を動詞のように訳す」みたいなものも一つの方法です。こうしたテクニック的な知識は、「英語の勉強」ではなく「翻訳の勉強」をすることで身に付けていくことができますので、ある程度の英語力を付けたら今度は翻訳者養成学校(ISSやサイマルアカデミーなど)や翻訳の通信講座(DHCやフェローアカデミーなど)で学習をしていきましょう。

翻訳の技術も身に付けたら、仕事を探していきます。翻訳者養成学校などで成績が優秀だと仕事を紹介してもらえることもあるかもしれませんが、自分でも仕事を見つけられる能力はとても大事です。クラウドワークスみたいなクラウドソーシングサイトで翻訳関連の仕事を探しても良いですし、翻訳会社のHPなどからトライアルを申し込むのも良いでしょう。

基本的に翻訳会社に翻訳者として登録してもらうにはトライアルが必要なので、トライアルを突破できるように知識とスキルを磨き続ける必要があります。

さらに、得意分野があると仕事を見つけやすくなります。これまで自分が従事してきた仕事は得意分野になり得ますので、身に付けた知識を積極的に利用していきましょう。

以上、翻訳者ではない私が知る限りの情報をお伝えしました。ぜひ参考にしてみてください。

翻訳と分野

港区の翻訳コーディネーターです。今回は翻訳の分野に関する話をちょっとしていこうかなと思います。

翻訳業界にあまり馴染みのない方だと、「英語ができればどんな翻訳もできるんでしょ?」という認識を持たれている方がたまにいるのですが、そんなことはありません!

翻訳会社(翻訳者)には得意分野を持っている人が多く、依頼をするときもその原稿の分野を得意としている翻訳会社(翻訳者)に依頼するのがベターです。例えばITやローカライズ系の翻訳を得意としている翻訳者に医療翻訳を依頼しても、なかなか期待通りの成果物は納品されないかもしれません。

それは、どの分野にも専門用語や独特の言い回し、特定の単語に対して広く使われている訳語などがあり、質の高い翻訳を行うには単純な英語力以上の知識が要求されるからです。

もちろんプロとして活躍している翻訳者は常に勉強を欠かしませんし、新しい分野でも一旦仕事として受けたら必死に学習してレベルの高い訳出をしますが、既にその分野で活躍していて実績もある翻訳者の方が安心はできますよね。

翻訳の分野は特許、医薬、IT、金融、技術、工業、法律など枚挙にいとまがありませんし、映像翻訳や文芸翻訳なども有名です。鉄道関係に強い翻訳者さんというのも私は聞いたことがあります。

得意分野は一朝一夕で身に付けられるものではありませんので、依頼する側は依頼する分野を特にしている翻訳者を使うと安定した品質の成果物が納品されますし、翻訳者を目指す人は自分のバックグラウンドを鑑みて得意分野を見つけていけると良いですね。

もちろん、私たちコーディネーターも両者を適切につなげて満足いただけるように頑張ります。

私が翻訳コーディネーターになった理由

東京都港区の翻訳会社で働く翻訳コーディネーターのブログへようこそ。

大学は英文科を卒業し、そのまま今のキャリアをスタートしてからそれなりの年月が経ち、仕事もそこそここなせるようになりました。昔は翻訳家になりたかったんですけど、どうも今の仕事が性に合っているみたいで、今のところキャリアチェンジする予定はないです。かの有名なTradosを買ったりしてたんですけどね・・・。

このブログでは、守秘義務に違反しない範囲で、私の日々の生活を書いていこうかなと思っています。まあ、最初の投稿である今回は、ちょっと私自身の話でもしましょうかね。

英語を勉強する人の大多数が、一度は翻訳家や通訳者になりたいと思ったことがあると思います。私も例にもれず、いずれ翻訳の仕事ができたらなって漠然と考えていました。なのでDHCとかサイマルアカデミーとかで翻訳の勉強をしようと思ってましたし、通訳・翻訳ジャーナルを毎回買って業界の勉強をしたりしてたんです。

ですが、そのうちに私に翻訳家は向いていないということが分かりました。物事をコツコツとこなしていくのが絶望的に苦手だったからです。一度だけ通信講座という形で翻訳の勉強をしたこともあったんですが、どうも継続的に課題をこなしていくことができませんでした。

もちろん他の翻訳コーディネーターの人はそうではないと思いますが、私はそういった理由から翻訳コーディネーターとして企業で働くことを選びました。結果とても合っていると感じているので、正しい選択だったと信じています。

プロの翻訳家として活躍している人は、英語力もさることながら、自分を律する力がやっぱりすごいと思います。実際に、今の仕事で翻訳家の人たちとやり取りをしていると、レスポンスの速さや仕事に対する責任感の強さに驚かされることが多々あります。まあ、そうでない人はトライアルで落とすんですが・・・。

これから翻訳家になろうとしている人は、英語力だけではなくて、信頼できる仕事相手として認められるためのスキル(PCスキル、ビジネススキル、ソフトスキル)なども意識して磨いていくと、翻訳会社からの印象はすごく良くなると思いますよ!